セラミック

2024.06.05

差し歯の値段について解説!保険診療と自由診療の違いや費用目安、材料ごとの特徴もご紹介

差し歯の値段について解説 歯の一部が欠けてしまったり、折れてしまったりした場合には、差し歯の治療が有効です。

差し歯の治療には、一体どの程度の費用がかかるのでしょうか。

今回は、差し歯の値段について解説します。費用目安や材料ごとの特徴、保険診療と自由診療の違いについてもご紹介しますので、治療を検討しているという方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

差し歯1本の値段の目安は?

保険診療と自由診療では、差し歯の値段は異なります。

保険診療と自由診療では、どの程度の費用がかかるのでしょうか。具体的な金額をご紹介します。

 

保険診療の場合

健康保険が適用される保険診療では、患者様自身の治療費の負担額は3割程度です。

選択する材料によって異なりますが、差し歯1本あたりの値段は下記の通りです。

保険診療の費用相場:3,000~10,000円程度

 

上記の他にも、初診料やレントゲン代といった費用がかかる場合があります。

また、前歯と奥歯でも値段は異なり、審美性が重視される前歯の方が、治療費は高額になる傾向にあります。

 

自由診療の場合

健康保険が適用されない自由診療では、患者様自身が治療費を全額負担する必要があります。

差し歯1本あたりの値段は、下記の通りです。

自由診療の費用相場:80,000〜200,000円程度

 

自由診療の場合、歯科医院によって設定される治療費に差があります。

同じセラミックの差し歯でも、10万円程度で治療が受けられる歯科医院もあれば、20万円近くかかる歯科医院も存在します。

自由診療を希望しているものの、差し歯の値段が高額にならないか心配だという方は、歯科医院を受診して具体的な治療費の目安を確認しておくと良いでしょう。

 

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保険診療と自由診療の違い

診療の種類とそれぞれの特徴 値段以外にも、保険診療と自由診療では、いくつか異なる特徴があります。それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。

 

仕上がりが異なる

保険診療で選択できる差し歯の材料は、主にレジンと呼ばれるプラスチックや、金銀パラジウム合金のような金属製の銀歯です。

レジンはつけた直後は白色をしていますが、変色や劣化が起こりやすいといわれています。

また、銀歯は耐久性に優れているものの、審美性に劣るという欠点を抱えています。

一方、保険診療で選択できる差し歯の材料は多種多様で、主にセラミックと呼ばれる陶器や、人工ダイヤモンドとして有名なジルコニアも選択できるという点がメリットです。

天然歯に近い質感を再現できるセラミックや、耐久性だけでなく審美性にも優れたジルコニアを選択することで、違和感の少ない美しい歯を手に入れられるでしょう。

 

保証の内容が異なる

保険診療の場合は、治療費の中に「補填物維持管理料」が含まれています。

そのため、治療を終えた差し歯にトラブルが発生しても、2年間の保証期間内であれば、再度無料で治療を受けることが可能です。

一方、自由診療の場合は、保証の内容は歯科医院によって異なります。

保険診療のように保証期間内であれば無料で治療を行ってくれるところもあれば、再作製のために治療費と同程度の料金を請求されることもあります。

自由診療を選択する場合には、治療費だけでなく、治療後の保証についてもよく確認しておきましょう。

 

失った歯を補う治療方法については、下記ページもご覧ください。

審美補綴とは?補綴物の種類やそれぞれの特徴、メリットについて解説

 

保険診療の差し歯の種類

保険診療の場合 保険診療で利用できる差し歯は、材料によっていくつか種類があります。

それぞれ特徴は異なるので、治療を受ける前にどのような差し歯が選べるのか把握しておきましょう。

 

硬質レジン前装冠

主に前歯から3番目の犬歯までに採用されることが多いのが、「硬質レジン前装冠」です。

歯1本あたりの費用相場:5,000~8,000円程度

 

外側を硬質レジン、内側を金銀パラジウム合金のような金属で作製するため、レジンの白さと金属特有の耐久性を持ち合わせるという点が特徴です。

ただし、レジンは時間が経つと変色してしまうため、セラミックのように白い歯を長く維持することはできません。

また、時間が経つと金属アレルギーを発症するリスクが高まるという点にも、注意が必要です。

 

硬質レジンジャケット冠

主に前歯から5番目までの歯に採用されることが多いのが、「硬質レジンジャケット冠」です。

歯1本あたりの費用相場:3,000~5,000円程度

 

硬質レジン前装冠とは異なり、金属は使用せずにレジンと呼ばれるプラスチックのみで作製されます。

金属が含まれていない分、金属アレルギーを発症するリスクはありませんが、耐久性に劣るため、割れたりすり減ったりするリスクは高いといえるでしょう。

噛み合わせで大きな負担がかかる奥歯には向かないという点が、デメリットです。

 

銀歯

主に奥歯に採用されることが多いのが、金銀パラジウム合金のような金属で作製される「銀歯」です。

歯1本あたりの費用相場:3,000~5,000円程度

 

金属のみで作製されることから、審美性には劣るものの、奥歯のように噛み合わせで大きな負担がかかる歯にも採用できる強い耐久性を持ちます。

ただし、時間が経つと金属が錆びたり溶けたりして、歯茎が変色する可能性があるという点には注意が必要です。

硬質レジン前装冠と同様に、金属アレルギーを発症するリスクがあるという点もデメリットだといえるでしょう。

 

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自由診療の差し歯の種類

自由診療の場合 自由診療で利用できる差し歯は、保険診療よりも種類が豊富です。

保険診療よりも高額になる傾向にありますが、それぞれ優れたメリットを抱えています。

自由診療で利用できる差し歯の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

 

オールセラミック

差し歯全体を、セラミック(陶器)のみで作製された差し歯を「オールセラミック」といいます。

歯1本あたりの費用相場:80,000~150,000円程度

 

セラミックは白く美しいというだけでなく、天然歯に近い色合いや透明感を再現できる審美性に優れた素材です。

金属は一切使用していないため、金属アレルギーを発症する心配がないというのも大きなメリットだといえるでしょう。

ただし、割れやすく強く噛み合わせる歯には向かないという点と、歯科技工士の手腕によって仕上がりが左右されるという点には注意が必要です。

 

ハイブリッドセラミック

レジンにセラミックの粒子を混ぜて作製された差し歯が「ハイブリッドセラミック」です。

歯1本あたりの費用相場:40,000~120,000円程度

 

セラミックが混ざっているため、レジンのみで作製される差し歯よりも耐久性や審美性に優れているという点が特徴です。

金属は一切使用されていないことから、金属アレルギーを発症する心配はありませんが、レジンの特性上、経年劣化によって変色が起こるという点には注意が必要です。

自由診療の差し歯の中では安価であるため、差し歯の治療にかかる費用を少しでも抑えたいという方は、ハイブリッドセラミックを選択すると良いでしょう。

 

ジルコニアセラミッククラウン

内側をジルコニア、外側をセラミックで作製された差し歯を「ジルコニアセラミッククラウン」といいます。

歯1本あたりの費用相場:100,000~200,000円程度

 

耐久性に優れたジルコニア(人工ダイヤモンド)が採用されているため、金属が採用されていなくとも高い強度を誇ります。

外側はセラミックで覆われていることから、変色が起こりにくく、汚れも付着しにくいというメリットがあります。

金属に負けない強度がジルコニアの魅力ではありますが、天然の歯よりも硬度があり、噛み合わせる歯に負担がかかるという点はデメリットだといえるでしょう。

 

セラミック治療については、下記ページもご覧ください。

セラミック治療の料金相場は?種類や費用、クリニックの選び方について徹底解説

 

メタルボンド

内側を金属、外側をセラミックで作製された差し歯を「メタルボンド」といいます。

歯1本あたりの費用相場:80,000~150,000円程度

 

金属特有の強度と、セラミック特有の天然歯のような美しさを持ち合わせているという点がメリットであり、奥歯のように強く噛み合わせる歯にも採用できます。

ただし、内側の金属が透けてしまうため、差し歯全体が黒ずんで見える可能性があるという点はデメリットだといえるでしょう。

また、ジルコニアセラミッククラウン同様に強度が高いため、噛み合わせる歯に負担がかかるという点にも注意が必要です。

 

ゴールドクラウン(金歯)

合金や白金などの金属で作製された差し歯を「ゴールドクラウン(金歯)」といいます。

歯1本あたりの費用相場:40,000~120,000円程度

 

差し歯全体が金色であるため審美性には劣っていますが、金属の中では柔らかい特性を持つことから、他の歯を傷つける心配がないというメリットがあります。

また、歯によく馴染む上に、錆びる心配がないという点も魅力だといえるでしょう。

金属アレルギーを発症しにくいという特徴がありますが、稀に発症することがあるという点には注意が必要です。

 

取れた差し歯は他の歯科医院でつけ直せる?

どんなに腕の良い歯科医師に治療をお願いしても、日常生活の中で不意に差し歯が取れてしまうこともあります。

取れてしまった差し歯は、治療を受けた歯科医院とは別の歯科医院でもつけ直すことが可能です。

土台となる歯の根元の状態が良く、取れてしまった差し歯にも特に問題がなければ、すぐにつけ直せます。

取れてしまった差し歯は捨ててしまわずに、大切に保管して歯科医院を受診する際に持参しましょう。

差し歯が取れた状態を長らく放置してしまうと、むし歯を発生するリスクが高まります。

つけ直せないばかりか完全に歯を失ってしまうこともあるので、差し歯が取れたら早急に歯科医院を受診してください。

 

差し歯の治療についてはティコニーデンタルオフィスへご相談ください

歯の一部を失った状態であっても、根元が残っていれば差し歯の治療が受けられます。

歯の審美性や機能性を取り戻すためにも、早急に歯科医院で治療を受けましょう。

差し歯の治療を希望される方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

経験豊富な歯科医師が、患者様一人ひとりに合った治療方法をご提案いたします。

差し歯だけでなくセラミックを用いた様々な治療が可能ですので、興味があるという方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

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