セラミック

2024.05.07

前歯の差し歯の値段について解説!保険適用の可否や素材による違いをご紹介します

差し歯の値段や素材ごとの違いについて解説

歯が折れたり、欠けたりした場合に有効な治療方法が「差し歯」です。

歯の一部が残っている状態であれば、被せ物で歯の審美性や機能性を補うことができます。

今回は、前歯を差し歯にする場合、どの程度の費用がかかるのかご紹介します。

差し歯の値段や保険適用の可否、素材についても詳しく解説しますので、治療を受けることを検討しているという方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

差し歯とは?

名前は知っているものの、詳しい治療方法は知らない。差し歯に興味はあるものの、費用が高額にならないか心配だという方もいるでしょう。

まずは差し歯の具体的な治療方法や、保険適用の可否について解説します。

 

差し歯の治療方法

むし歯やケガなどが原因で歯が欠損した場合に有効なのが、差し歯の治療です。

残っている歯の根を土台として、人工歯を上から被せる形で取りつけます。

人工歯に土台となる棒をつけて歯の根に差し込むことから、「差し歯」と呼ばれています。

一般的には差し歯と呼ばれていますが、歯科医院では「被せ物」と呼ばれることが多いです。

歯を根元から完全に失ってしまった場合、差し歯の治療は行えませんが、歯の根元が残っている場合には治療が可能です。

前歯を差し歯にしたいという方は、まずは歯科医院へ相談しましょう。

 

差し歯の治療は保険が適用される?

前歯を差し歯にする場合に健康保険が適用されるか否かは、使用する「素材」によって決まります。

レジンや銀歯を用いた治療を行う場合には健康保険が適用されるため、治療費を節約できます。

しかし、セラミックや金歯を用いた治療を行う場合には健康保険が適用されないため、治療費は高額になるでしょう。

基本的に健康保険は、歯の機能性を補う治療にのみ適用されるため、審美目的で行われる治療には適用されません。

保険診療を希望される方はその旨を歯科医師に伝えて、健康保険が適用される素材で治療を行ってもらいましょう。

 

前歯の治療については、下記ページもご覧ください。

前歯のセラミックにかかる値段は?費用から流れまで解説!

 

 

差し歯の値段相場

差し歯の治療費について解説

前歯を差し歯にすると、どの程度の費用がかかるのでしょうか。保険診療の場合と自費診療の場合に分けて、それぞれの差し歯の値段相場をご紹介します。

 

保険診療の場合

差し歯の治療では、保険診療と自費診療の2つの方法から選択することができます。

保険診療の歯1本あたりの値段相場は、以下の通りです。

保険診療の値段相場:3,000円~10,000円程度

 

保険診療では、費用の1~3割程度を負担すれば治療を受けることが可能です。

上記の値段に加えて初診料や検査料が加算されるので、治療費の総額を知りたいという方は歯科医院へ確認してください。

 

自費診療の場合

健康保険が適用されない分、自費診療の治療費は高額になる傾向にあります。

自費診療の歯1本あたりの値段相場は、以下の通りです。

自費診療の値段相場:80,000円~150,000円程度

 

自費診療では差し歯に使用できる素材の種類が多く、それぞれ値段が大きく異なります。

同じ素材でも歯科医院によって設定されている値段は異なるので、治療を受ける前に治療費の総額を確認しておくことが大切です。

 

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【保険診療】差し歯の値段

保険が適用される場合の差し歯の値段

前歯の差し歯の値段は、素材によって異なります。保険診療で用いられる素材で治療を受ける場合は、どの程度の費用がかかるのでしょうか。詳しく解説します。

 

銀歯

金銀パラジウム合金のような金属を用いて治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

銀歯の値段相場:3,000~6,000円程度

 

第一小臼歯(前歯から数えて4番目の歯)より奥にある歯の治療に用いられることが多いのが、銀歯です。

色合いが目立つというデメリットはありますが、金属特有の強度があり、奥歯のような強い力がかかる歯にも使用できるというメリットがあります。

 

硬質レジン前装冠

表はレジン(プラスチック)、裏は金属で覆われている「硬質レジン前装冠」を用いた治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

硬質レジン前装冠の値段相場:5,000~8,000円程度

 

表は白色のレジンで覆われているため、前歯に使用しても悪目立ちしないというメリットがあります。

また、裏は金属で覆われていることから、耐久性に優れているという点もメリットだといえるでしょう

しかし、時間の経過とともにレジンに変色が起こる、金属が錆びたり、溶け出したりすることがあるというデメリットも存在します。

 

硬質レジンジャケット冠

レジンのみで作製された「硬質レジンジャケット冠」を用いた治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

硬質レジンジャケット冠の値段相場:3,000~5,000円程度

 

硬質レジン前装冠とは違い、硬質レジンジャケット冠には金属が含まれていません。

そのため、硬質レジン前装冠よりも費用が抑えられるというメリットがあります。

しかし、時間の経過とともに黄ばんでしまう、金属が含まれていない分耐久性に劣るというデメリットが存在します。

 

【自費診療】差し歯の値段

保険診療とは異なり、自費診療では主にセラミックが採用されています。

自由診療で用いられる素材で治療を受ける場合は、どの程度の費用がかかるのでしょうか。詳しく解説します。

 

オールセラミック

陶器と同じ素材であるセラミックを用いた治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

オールセラミックの値段相場:80,000~150,000円程度

 

金属を使用せず、セラミックのみで作製された差し歯(被せ物)を「オールセラミック」といいます。

白く透明感があるセラミックには、天然歯に近い色合いや質感を再現できるというメリットがあります。

変色が起こりにくいため、長く美しい歯を維持できるという点は大きな魅力だといえるでしょう。

しかし、金属と比較すると耐久性に劣るため、強い力がかかると割れてしまう可能性があります。

 

ハイブリッドセラミック

レジンとセラミックを混ぜ合わせた「ハイブリッドセラミック」を用いた治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

ハイブリッドセラミックの値段相場:40,000~120,000円程度

 

レジンを使用する分費用が抑えられる上に、適度な柔軟性があることから、噛み合わさる歯に負担をかけにくいという点がハイブリッドセラミックのメリットです。

しかし、金属を使用していない分耐久性に劣り、時間の経過とともにレジンが変色してしまうというデメリットもあります。

 

ジルコニアセラミック

表はセラミック、裏はジルコニア(人工ダイヤモンド)で覆われている「ジルコニアセラミック」を用いた治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

ジルコニアセラミックの値段相場:100,000~200,000円程度

 

セラミックの美しさとジルコニアの強度を併せ持つジルコニアセラミックは、審美性と機能性に優れているという点がメリットです。

オールセラミックと比較すると美しさに劣るものの、強い噛み合わせにも耐えられるという点は大きなメリットだといえるでしょう。

強い力がかかると、ジルコニア部分は無事でも、セラミック部分が割れてしまう可能性があるという点には注意が必要です。

 

セラミック治療については、下記ページもご覧ください。

セラミック治療の料金相場は?種類や費用、クリニックの選び方について徹底解説

 

金歯

金や白金(プラチナ)のような金属を用いて治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

金歯の値段相場:50,000~120,000円程度

 

金歯の大きなメリットは、金属特有の強度と、金や白金ならではの柔軟性を持ち合わせているという点です。

歯との適合性に優れていて、むし歯になりにくいという点も大きな魅力だといえるでしょう。

しかし、色合いから目立ちやすく、費用も高額になるというデメリットがあります。

 

メタルボンド

内側を金属、外側をセラミックでコーティングした「メタルボンド」を用いて治療を行う場合の値段相場は、以下の通りです。

メタルボンドの値段相場:80,000~150,000円程度

 

歯の表面全体をセラミックでコーティングしているため、天然歯に近い透明感のある歯に仕上がるという点がメリットです。

また、内側は金属でコーティングされていることから耐久性にも優れ、前歯だけでなく奥歯にも使用できます

しかし、内側の金属が透けて見えてしまうため、全体的に歯の印象が暗くなるという点には注意が必要です。

 

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差し歯の素材の選び方

差し歯の素材を選ぶ方法

せっかく治療を受けるのなら、美しく頑丈な前歯を手に入れたいものです。

差し歯に使用する素材は、どのように選べば良いのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみましょう。

 

保険診療と自費診療の特徴

保険診療の差し歯には、「費用が安く済む」というメリットがあります。

自己負担額が治療費の1~3割程度で済むため、費用を節約したいという方におすすめです。

ただし、保険診療の差し歯は審美性に劣ることから、前歯のような目立つ部分の治療には向かないというデメリットもあります。

一方、自費診療の差し歯には、「審美性に優れている」というメリットがあります

セラミックを選択すれば天然歯に近い色合いや質感を再現できるため、周囲に治療を受けたことを知られたくないという方におすすめです。

ただし、治療費は全額自己負担となるため、複数本治療を受ける場合には、費用が高額になるという点には注意が必要です。

 

前歯の差し歯は仕上がりを重視

機能性を重視することはもちろんですが、歯の中でも特に目立つ前歯の治療において、最も重視したいのは「審美性」です。

保険診療でも白色の差し歯を選択することはできますが、周囲の歯と色味を合せることは難しく、自費診療の差し歯には見た目で劣ってしまうという欠点があります。

また、見た目の仕上がりだけでなく、自費診療の差し歯の方が持ちが良いという特徴もあるので、長く美しい歯を維持したいという方は、自費診療の差し歯を選択してください

 

差し歯をご希望の方はティコニーデンタルオフィスへお任せください

歯を完全に失ってしまった場合はインプラントのような治療が最適ですが、歯の根元が残っている場合は差し歯で審美性や機能性を補えます。

前歯を差し歯にしたいという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

歯の状態はもちろん、ライフスタイルや年齢などにも考慮して、最適な治療方法をご提案いたします。

インプラントや入れ歯の治療も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

 

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