変色してしまった歯を白くする方法として有効な治療方法が、ホワイトニングです。

ホワイトニングと一口にいっても、「オフィスホワイトニング」や「ホームホワイトニング」、「デュアルホワイトニング」などいくつか種類があるため、何を選択すれば良いのかわからないという方も少なくありません。

今回は、デュアルホワイトニングの費用相場や期待できる効果、メリットやデメリットについて解説します。

 

 

どの方法を選択するかによって、ホワイトニングの費用は異なります。

ホワイトニングの種類ごとに費用相場をご紹介します。

 

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法を「デュアルホワイトニング」といいます。

 

デュアルホワイトニングでは、歯科医院で高濃度の薬剤を用いた施術を受けた後、自宅で専用の薬剤を塗布したマウスピースを装着するという方法でホワイトニングを行います。

2種類の方法を併用するため費用は高額になりますが、高いホワイトニング効果が期待できます。

効果の持続期間も長いため、長期的に白く美しい歯を維持したいという方にはデュアルホワイトニングがおすすめです。

 

オフィスホワイトニング

歯のチェックやクリーニング、ホワイトニング施術まで、全て歯科医院で対応してもらう方法を「オフィスホワイトニング」といいます。

 

高濃度の薬剤や専用の医療機器を用いて本格的なケアを行うため、セルフで行うホワイトニングよりも高い効果が期待できます。

歯科医院によって設定されている料金は異なり、使用する薬剤や機器によって変動するため、費用相場には大きな開きがあります。

ホワイトニングの中ではデュアルホワイトニングに次いで費用が高額ですが、即効性に優れているという点が魅力です。

1回の施術でもホワイトニング効果を実感できるので、時間がないという方はオフィスホワイトニングを試してみると良いでしょう。

 

オフィスホワイトニングについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。

オフィスホワイトニングの種類を紹介！メリットや注意点をわかりやすく解説

 

 

ホームホワイトニング

歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を塗布して装着する方法を「ホームホワイトニング」といいます。

 

費用の内訳は、マウスピースの作製が15,000～40,000円程度、薬剤（1週間分）が5,000円程度です。

ホームホワイトニングの大きな特徴は、自宅でホワイトニングが行えるという点です。

マウスピースを1日1～2時間程度装着するだけで良いので、仕事や学校で忙しいという方も気軽にホワイトニングに挑戦できます。

デュアルホワイトニングやオフィスホワイトニングと比較すると効果が現れるまでに時間がかかりますが、歯の内側にある象牙層まで白くすることができるため、効果の持続期間は長い傾向にあります。

自身のペースでゆっくりとホワイトニングを行いたいという方は、ホームホワイトニングを選択すると良いでしょう。

 

審美目的で行われるホワイトニングは、健康保険が適用されません。

基本的に、健康保険は歯の機能性を取り戻す治療にのみ適用されるため、デュアルホワイトニングを行う場合、費用は全額自己負担となります。

歯科医院によって設定されている料金は異なり、同じデュアルホワイトニングでも数万円もの差がつくこともあります。

ホワイトニングを希望する方は、料金の安さだけに注目するのではなく、オプションを含めた費用対効果に注目して歯科医院を比較しましょう。

 

 

 

治療開始からどの程度の時間が経てば、デュアルホワイトニングの効果が出始めるのでしょうか。

また、どの程度の期間効果が継続するのでしょうか。詳しく解説します。

 

効果が出るまでの時間

人によって異なりますが、ホワイトニングの効果が出るまでの時間の目安は以下の通りです。

 

歯科医院で施術を受けるデュアルホワイトニングとオフィスホワイトニングが最も早く、1週間程度で効果を実感できるでしょう。

歯科医院のサポートを受けながら自宅で行うホームホワイトニングでは、2週間程度の時間を要します。

少しでも早く効果を実感したいという方は、デュアルホワイトニングかオフィスホワイトニングを選択すると良いでしょう。

 

効果が持続する期間

生活習慣やメンテナンスの有無によって異なりますが、ホワイトニングの効果が持続する期間の目安は以下の通りです。

 

食事の内容や喫煙習慣の有無によって、ホワイトニング効果の持続期間は異なります。

少しでも長く効果を持続させたい場合には、生活習慣を見直して、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。

 

デュアルホワイトニングには、他のホワイトニングよりも優れたメリットが存在します。

具体的なメリットを2つご紹介します。

 

即効性と持続性に優れている

オフィスホワイトニングの「即効性」とホームホワイトニングの「持続性」、双方の良いところを得られるのがデュアルホワイトニングの大きなメリットです。

ホワイトニングは、方法によっては効果が実感できるまでに時間がかかったり、せっかく歯が白くなっても色が後戻りしてしまったりします。

短期間で効果を実感したい、極力色の後戻りを防いで長く白い歯を維持したいという方には、デュアルホワイトニングがおすすめです。

 

高いホワイトニング効果が期待できる

オフィスホワイトニングでは、歯がある程度の白さになると、繰り返し施術を行ってもそれ以上白くならないことがあります。

歯の表面の構造を変化させて光を乱射させるという方法で歯を白くするオフィスホワイトニングは、即効性には優れているものの、実現できる色合いには限界値があるのです。

一方、ホームホワイトニングは、低濃度の薬剤でゆっくりと時間をかけて歯の内側にある象牙質まで白くできます。

即効性はないものの、オフィスホワイトニング以上に歯を白く変化させられるという特徴があります。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングでは、歯の表面と内側、両方にアプローチすることが可能です。

元の歯以上に自然で透明感のある白い歯を手に入れたいという方は、デュアルホワイトニングを選択してください。

 

ホワイトニングについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。

歯の黄ばみの原因について解説！改善方法や予防方法もご紹介します

 

 

 

 

ホワイトニングの中でも、特に即効性と持続性に優れているデュアルホワイトニングですが、デメリットも存在します。

具体的なデメリットを2つご紹介します。

 

痛みが出るリスクがある

オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤が使用されるため、強い刺激を受けて痛みを感じやすいという特徴があります。

特に元々歯のエナメル質が薄い方やむし歯がある方は、薬剤が歯の神経を刺激して痛みを感じやすいでしょう。

デュアルホワイトニングでは、オフィスホワイトニングの施術を行った後、さらにホームホワイトニングで低濃度の薬剤を塗布するため、人によってはオフィスホワイトニング以上に痛みを感じる可能性があるという点に注意が必要です。

 

飲食物に注意が必要

デュアルホワイトニングに限られたことではありませんが、ホワイトニングを行っている期間中は、歯の表面を覆っている保護膜（ペリクル）が剥がれやすい状態にあります。

保護膜は24時間以内に再生しますが、剥がれている間は色素を吸収しやすく、着色しやすい状態にあります。

色素の強い食べ物や飲み物を口にするとホワイトニング効果が得られなくなってしまうため、デュアルホワイトニングを行っている期間中は、飲食物が制限されるという点に注意が必要です。

 

ホワイトニングの中では費用が高額であるものの、高い効果が期待できるのがデュアルホワイトニングです。

なるべく早くホワイトニング効果を得たい、少しでも長く白く美しい歯を維持したいというには、デュアルホワイトニングがおすすめです。

デュアルホワイトニングに興味があるという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

患者様の歯の状態を確認した上で、歯科医師が最適な治療方法をご提案します。

オフィスホワイトニングやホームホワイトニングに関しても、お気軽にご相談ください。