歯の痛み

2023.09.29

夜になると歯が痛い!考えられる原因や病気、対処法について解説します

夜になると歯が痛くなる原因や最初法について解説 日常生活の中で歯の痛みを感じることがありますが、特に夜になると歯が痛いという方もいるでしょう。

特定のタイミングで痛みを感じると、病気なのではないかと不安になります。

今回は、歯が痛む場合に考えられる原因や病気、自宅でできる対処法について解説します

 

目次

 

夜になると歯が痛くなる原因

歯が痛くなる原因の中でも、特に夜に痛みが出る主な原因を3つご紹介します。

 

頭部への血流量が増える

体を起こした状態で過ごす日中は、重力によって全身の血液が足の方へと流れていきます

夕方になると足が浮腫むという方もいるでしょう。

特にデスクワークや立ち仕事をしている方は、その傾向が顕著に現れやすいです。

しかし、夜になると自宅で横になってくつろいだり布団に入ったりと、横たわる状態が長く続くことになります

日中は足の方へ流れていた血液が頭部へと流れ込み、歯の神経が圧迫されて痛みが出ることがあるのです。

歯の状態は健康であるにもかかわらず、夜になると痛みを感じるという場合は、頭部への血流量が増えたことが原因として考えられるでしょう。

 

副交感神経が優位になる

自律神経の一つである「交感神経」は、日中の間有利になって、血管を収縮させるといった体の調整を行ってくれます。

しかし、夜になると血管の拡張を促進する「副交感神経」の方が優位になります

そのため、夜になると歯の周辺の血管が拡張されて神経を圧迫することで、痛みが出やすくなるのです

 

入浴・飲酒で血行が促進される

特別なことをしなくても、夜には頭部への血流量が増えたり、副交感神経が優位になったりすることで歯に痛みが出る一方で、普段の何気ない習慣が歯の痛みを起こすこともあります。

入浴の際に湯船に浸かると、副交感神経が優位になると同時に血行も促進されます。

血管が拡張して神経を圧迫しやすくなるため、歯に痛みが出やすくなるでしょう。

入浴の他にも、飲酒の習慣があるという方は注意が必要です。

夕食時や就寝前に飲酒をすると血行が促進されるため、歯に痛みが出やすくなります。

夜になると歯が痛む場合には、普段何気なく行っている習慣を見直すことも大切です。

 

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夜になると歯が痛くなる場合に考えられる病気

夜になると歯が痛くなる病気 特定のタイミングで歯が痛くなる場合、病気を発症している可能性もあります。

夜に痛みが起こりやすい病気を3つご紹介します。

 

歯髄炎

主にむし歯が原因で歯の歯髄(神経や血管)に細菌が入り込み、感染して炎症が起こる病気を「歯髄炎(しずいえん)」といいます。

歯髄に炎症が起こると血行が促進されて血管が拡張し、神経を圧迫します。

その結果、血流に合わせてズキズキとした痛みが繰り返し起こるようになるのです。

頭部に血液が集中し、副交感神経が優位になる夜に痛みが起こりやすいですが、悪化すると日中であっても強い痛みを感じるでしょう。

歯髄炎を発症した場合は、むし歯や神経を取り除くといった治療を行うのが一般的です。

自然治癒は期待できない病気ですので、歯科医院にご相談ください。

 

咬合性外傷

主に歯ぎしりや食いしばりが原因で、歯や歯茎に痛みや炎症が起こる状態を「咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)」といいます。

歯髄炎のようにむし歯や細菌が原因ではなく、歯や歯茎、顎関節などに強い負担がかかることで起こります。

就寝中に無意識のうちに歯ぎしりを行っている方は、夜に一過性の痛みが出やすくなるでしょう。

また、噛み合わせが悪い場合は歯の当たり方のバランスが悪く、咬合性外傷が起こりやすくなります。

元々噛み合わせが良いという方でも、歯の治療や歯ぎしりが原因で歯の当たり方のバランスが崩れてしまうことがあります。

長く歯科治療を受けていないという方は、一度歯科医院で噛み合わせをチェックしてもらいましょう。

 

根尖性歯周炎

むし歯が原因で歯の根っこの内部で細菌が繁殖し、歯周組織に炎症が起こって膿が溜まる病気を「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」といいます。

神経が死んでしまっているため歯に痛みを感じることはありませんが、歯茎にはズキズキとした痛みを感じることがあります。

また、歯の根っこの内部に膿が溜まることで、強い圧迫感を感じることもあるでしょう。

強い痛みには市販の痛み止めで対処することもできますが、歯科医院で根本的な治療を受けることをおすすめします。

 

夜になると歯が痛くなる場合の対処法

夜に歯が痛くなった場合の対処法 どのような方法で夜に生じた痛みを緩和すれば良いのでしょうか。

自宅でできる痛みへの対処法をいくつかご紹介します。

 

痛み止めを服用する

市販の痛み止め(鎮痛剤)を服用することで、症状を緩和できます。

特に食事もできない、眠ることもできないという場合には、痛み止めが有効です。

食事や睡眠をとることができないと体が弱って免疫力が低下しまうので、痛み止めを服用して体力を温存しましょう。

痛みが強い場合は、薬を服用しても効果が得られないことがあります。

また、痛み止めを服用しても根本的な解決には繋がらないので、あくまで応急処置として利用してください

夜になると歯が痛む状態が続く場合は、歯科医院に相談しましょう。

 

痛みを感じる部分を冷やす

痛みは炎症によって起こるため、口の中を冷やすという方法も有効です。

口の中を直接冷やしたい場合は、氷や氷水を口に含むと良いでしょう。

外部から痛みを感じる部分を冷やしたい場合は、氷嚢や氷枕を使用してください。

氷をタオルやガーゼに包んで冷やすという方法もおすすめです。

ただし、むし歯や歯周病、知覚過敏が原因で痛みが出ている場合は、逆効果となることがあるため注意が必要です

口を冷やしてみて痛みが増した場合は、冷やさずに痛み止めを服用するといった対処法に切り変えましょう。

 

痛みを緩和するツボを押す

痛みを緩和する効果が期待できるツボを押すことも、対処法として有効です。

痛み止めがない場合には、ツボ押しを試してみると良いでしょう。

心地良いと感じる程度の強過ぎない力で、以下の箇所を押してみてください。

【歯痛点(しつうてん)】

歯痛点は、中指と薬指の間の付け根にある手のひらのツボです。

足の裏にも同様のツボがあり、親指と人差し指の間から足裏の中心部に向かって1~2cm程度移動した場所にあります。

【合谷(ごうこく)】

歯だけでなく、頭痛の緩和も期待できるツボです。肩こりやストレス解消など、様々な効果が期待できることから「万能のツボ」とも呼ばれています。

手の甲の親指と人差し指の間にある柔らかい筋肉を、少し強めの力で揉みほぐしましょう。

 

口内を清潔にする

口の中を清潔にすることで、痛みを緩和できることがあります。

歯の間に食べかすが挟まったり、詰まっていたりすると、圧迫されて痛みを感じることがあります。

歯ブラシで丁寧に歯を磨くことはもちろんですが、デンタルフロスや歯間ブラシといったアイテムを使用して、歯の間も清潔に保つことが大切です。

食べかすを取り除いた後は、しっかりと口をすすいで汚れを吐き出しましょう。

歯磨きを行うことは大切ですが、強い力で歯や歯茎を擦ると痛みが増すことがあるので注意してください。

 

歯の痛みはティコニーデンタルオフィスへご相談ください

自宅でも歯の痛みを緩和できる方法はありますが、根本的な問題の解決には繋がりません。

一時的に痛みを緩和できても同じ症状を繰り返すという場合は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

歯科治療のプロが、患者様の歯の状態を診て最適な治療方法をご提案します。

平日・土曜日の朝7時から診察を行っていますので、仕事や家事の合間に都合の良いタイミングでご来院ください。

 

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