こんにちは。
連日猛暑日が続いていますが体調は崩されていませんでしょうか。
西日本を中心とした記録的豪雨の被害が広がっています。
ニュースで現状を見るたびにとても心が痛みます。
どうか安否不明者の方達が一刻も早く見つかり、平穏な生活を取り戻せます様に。
今回は災害時のオーラルケアについてのお話です。
災害時のオーラルケアはお口の健康だけではなく、身体の健康にも影響します。
避難所生活で口の中を清潔に保つことが出来ないと、口の中の菌でも身体に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に肺炎になりやすい高齢者の方は注意が必要です。
口は肺への入り口です。
口の中が不衛生だと、高齢の方では誤嚥性肺炎が起こりやすくなります。
口の中を清潔に保つためには、入れ歯の汚れを落とすことも大切です。食後には出来るだけ外して汚れを取りましょう。
また夜寝る時には外しましょう。
また間食を取る回数が増えた上に、歯みがきが十分にできない状況が長く続くと虫歯が増加してしまいます。
避難所生活などでハブラシがない場合は、食後に30mL程度の水やお茶でしっかりうがいをしましょう。
またハンカチなどを指に巻いて歯を拭い、汚れを取るのも効果があります。
唾液には口の中の汚れを洗い出す働きがあります。 水分をできるだけ取り、顎の付け根=耳の真下の部分をマッサージしたり温めたりして、唾液を十分に出すよう心がけてください。
ガムを噛むことも唾液を出すお勧め方法です。
またハミガキの代わりにお使いいただけるのが液体ハミガキです。適量(約10mL)をお口に含み、20秒ほどすすいでいきわたらせた後ブラッシングします。
災害時などで水が少ない状況でも、殺菌成分のある液体ハミガキを使うことでお口の中の菌を減らすことができます。
使用後に水ですすぐ必要はありません。
災害時のオーラルケアに、水が少ない場合でも使いやすい液体ハミガキと歯ブラシを是非ともお使いください。