歯科コラム

2018.10.05

なぜ保険対象ではない?自費診療と保険診療との考え方

歯科クリニックの治療には、健康保険などの公的医療保険が使える治療(保険の治療)と、使えない治療があります。医療保険が使えない治療のことを自費診療(自費の治療)といい、患者さんは治療費を全額負担しなければなりません。
医療保険が使えれば患者さんの負担は3割以下になるので、その違いはかなり大きいといえるでしょう。

患者さんの立場からすると、「すべての治療が保険診療になれば治療費が安く済んでいいのに」と感じると思います。
ではなぜ、保険の治療と自費の治療が存在するのでしょうか。ティコニーデンタルと一緒に詳しく見ていきましょう。

医療費・歯科医療費が高騰し医療保険制度を破綻させかねないから

医療保険制度の破綻になりかねない保険の治療と自費の治療は、歯科クリニックだけでなく一般病院にもあります。
なぜ保険の治療を拡大できないのかというと、日本の医療費と歯科医療費が高騰し、医療保険制度を破綻させかねない状況になっているからです。
医療保険制度の予算は、保険料と税金などで賄っています。つまり保険の治療を拡大して、医療費と歯科医療費を増やしてしまったら、保険料と税金が上げることになってしまうのです。
保険料と税金を負担している労働者や納税者たちは、それを「よし」とはしないでしょう。
そのため厚生労働省としては、保険の治療を必要最小限にする必要があるのです。

保険の治療の対象になる条件

保険の治療の条件は、「病気を治すこと」と「必要最小限であること」です。
虫歯は健康を害する病気なので、その治療には保険がききます。しかし必要最小限でなければならないので、虫歯治療に使えるのは金属の詰め物などだけです。
詰め物の材質としては、本来はセラミックのほうが優れているのですが、医療保険の考え方としては「セラミックは質が高いが見た目重視の要素が強い」となり、対象から外れてしまうのです。

歯並びを治す歯科矯正治療では、例外的に保険がきくケースもある

例外的に保険がきくケースも歯並びの乱れや出っ歯や受け口などの不正咬合を治す歯科矯正治療は、原則、自費の治療です。歯並びを整えることは見た目の問題だからです。歯並びが悪くても、歯自体は健康だからです。
しかし例外的に、歯科矯正治療が保険の治療になることがあります。それは先天来な病気などで顎の骨が変形し、それを矯正するときです。つまり不正咬合が「病気が原因で」発症したときは、医療保険を使えるようにしているのです。

まとめ~一長一短

保険の治療だけでも、自費の治療だけでも、日本の歯科医療は立ち行かないでしょう。いずれの治療にも一長一短があるからです。厚生労働省や、同省に意見する歯医者たち専門家は、2つの治療のちょうどよい割合を常に模索しているわけです。

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