セラミック

2024.10.23

セラミックとジルコニアはどっちがいい?特徴や違い、メリットやデメリットについて解説

セラミックとジルコニアはどっちがいい?特徴や違い、メリットやデメリットについて解説

歯の詰め物や被せ物の素材といえば、「セラミック」「ジルコニア」が有名です。

どちらも優れた素材ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、セラミックとジルコニアの違いについて解説します。

それぞれのメリットやデメリットもご紹介しますので、素材選びで迷っているという方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

セラミックとジルコニアとは?

セラミックとジルコニアは、それぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。

まずは2つの素材の特徴について解説します。

セラミックの特徴

陶材に似た成分で構成されるセラミックは、天然歯のような見た目を再現できる素材です。

一般的にセラミックとは、混ざり物のない「オールセラミック」のことを指していて、審美性に優れているという特徴があります。

真っ白なだけでなく、天然歯に近い色調を再現したり、質感を出せたりと、一見しただけでは詰め物や被せ物をしているとはわかりません。

汚れが付着しにくい材質であるため、口腔内を清潔に保ちやすいという点も、セラミックならではの魅力だといえるでしょう。

ジルコニアの特徴

人工ダイヤモンドの名前でも有名なジルコニアは、実はセラミックの分類に入る素材です。

正式名称は「ジルコニアセラミック」といい、ジルコニアの歯には両方の素材が使用されています。

人工ダイヤモンドと呼ばれていることからもわかる通り、ジルコニアは強度に優れているという点が大きな特徴です。

セラミックの審美性とジルコニアの耐久性の両方を持ち合わせていることから、長く美しい歯を維持できる素材として人気を集めています。

破損するリスクが低いため、頑丈な歯を手に入れたい場合に適しているといえるでしょう。

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セラミックとジルコニアの違い

セラミックとジルコニアの違い

同じセラミック素材を使用した歯でも、特徴は大きく異なります。

具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

それぞれの違いを一つずつ比較してみましょう。

①審美性

光が透けて見えるという性質を持つセラミックは、白く美しいだけでなく、天然歯によく似た透明感を再現できます。

また、色調も細かく調整できることから、より自然な見た目を再現できるという点が特徴です。

ジルコニアも審美性に優れた素材ではあるものの、透明感ではセラミックに適わず、色調の選択肢の幅も狭いという欠点があります。

審美性だけを比較すれば、セラミックの方が優れているといえるでしょう。

②耐久性

セラミックは陶器のような美しさを持つという点が魅力ですが、強い衝撃に弱いという欠点があります。

ぶつけたり、転んだりした際に、割れてしまうだけでなく、歯ぎしりや食いしばりでも破損する可能性があるでしょう。

一方、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは、多少の衝撃には負けない優れた耐久性を持っています。

硬い食べ物を噛んだり、強い力が加わる奥歯に使用したりしても破損の心配がないことから、耐久性だけを比較するとジルコニアの方が上だといえます。

③費用

健康保険が適用されない「自由診療」であるため、セラミックもジルコニアも、費用が高額になる傾向にあります。

歯1本あたりのそれぞれの費用相場は、以下の通りです。

  • ・オールセラミック:6~15万円程度
  • ・ジルコニアセラミック:8~20万円程度

材料費が安く、加工しやすいセラミックは、ジルコニアよりも治療費が安価に済む場合が多いです。

しかし、安いことが必ずしも良いことだとは限らないので、審美性や耐久性、寿命など、他のポイントもよく比較した上で選択してください。

使用する材料や作製工程は、歯科医院によって異なります。

正確な費用については、歯科医師へ確認して見積もりを出してもらいましょう。

④寿命

強度によって、セラミックとジルコニアでは寿命が異なります。

一般的な寿命の目安は、以下の通りです。

    • ・オールセラミック:8〜10年程度
    • ・ジルコニアセラミック:10〜15年程度

強度に優れたジルコニアの方が長持ちするといわれていますが、セラミックもしっかりとケアを行えば、10年以上持つことも珍しくありません。

長持ちするか否かはメンテナンスにかかっているので、自宅でしっかりとケアを行った上で、歯科医院でも定期的に検診を受けましょう。

セラミックとジルコニアのメリット

セラミックとジルコニアのメリット

それぞれの素材を選択することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

セラミックとジルコニアの具体的なメリットを比較してみましょう。

セラミックのメリット

「美しい見た目」こそが、セラミックを選択する最大のメリットだといえます。

以前は、審美性に優れているオールセラミックであっても、天然歯と比較すると違和感を抱くことが少なくありませんでした。

しかし、近年はセラミックの品質が上がり、天然歯と変わらない見た目を再現することに成功しています。

その美しさから、前歯のように目立つ部位にある歯に採用されることも多いです。

詰め物や被せ物は極力目立たせたくないという方は、セラミックを選択すると良いでしょう。

ジルコニアのメリット

多少の衝撃には負けない「強度と耐久性」こそが、ジルコニアを選択する最大のメリットだといえます。

簡単には欠けたり、割れたりする心配がないので、食べ物を制限せずに食事を楽しめます。

また、スポーツを趣味としている方や、歯ぎしり・食いしばりといった癖を持つ方にも適用できるという点は、大きなメリットだといえるでしょう。

奥歯のような強い力が加わる歯にも適用できることから、少しでも長持ちさせたい、丈夫な歯にしたいという方には、ジルコニアがおすすめです。

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セラミックとジルコニアのデメリット

セラミックとジルコニアのデメリット

詰め物や被せ物ので人気が高い素材であっても、欠点が存在します。

メリットだけでなく、両者のデメリットも比較してみましょう。

セラミックのデメリット

セラミックも他の素材と比較すると強度に優れているといえますが、ジルコニアには敵いません。

陶器と同じように、瞬間的に強い力が加わったり、歯ぎしり・食いしばりなどで長期間に渡って歯に負担をかけたりすると、破損の恐れがあります。

近年は、従来品よりも高い強度を持つセラミックも開発されているので、耐久性が心配だという方は、新しい素材を採用している歯科医院に治療をお願いすると良いでしょう。

ジルコニアのデメリット

加工が難しいという点から、ジルコニアには費用が高額になるというデメリットがあります。

セラミックと比較すると数万円の差がついてしまうこともあるので、費用が気になるという方は、カウンセリングの段階で総額を確認しておくと良いでしょう。

また、セラミックと比較すると、ジルコニアには審美性に劣るという欠点も存在します。

天然歯のような透明感を再現することは難しいため、素材の品質や作製方法によっては、歯が真っ白になってしまうケースもあります。

ジルコニアの品質も年々改良されているので、審美性が気になるという方は、新しい素材を選択してください。

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詰め物や被せ物に関するご相談はティコニーデンタルオフィスへ

メリットやデメリットが異なるセラミックとジルコニアは、一概にどちらが優れているとはいえません。

人によって適している素材は異なるので、歯科医師と相談した上で、自身に合った素材を選択しましょう。

素材選びで迷っているという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

両者の違いについてご説明した上で、患者様に合った治療方法をご提案いたします。

セラミックの治療費を知りたい、ジルコニアの治療の詳細について知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

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